※当記事作成日時:2013-08-15、最終更新日時:2019-04-14
尚、当記事は要点のみをまとめています。詳細については別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある記事『ナッツ類を食べてミネラルと脂肪を摂取しよう』にまとめているのでそちらをご覧下さい。
ナッツ類は全体として栄養価が高く、蛋白質、必須脂肪酸(ω-6脂肪酸のリノール酸)、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄、亜鉛、銅、食物繊維などが、いずれも豊富に含まれています。それぞれの役割を簡単に説明すると、ビタミンB群は代謝の補助、ビタミンEは毛細血管拡張・抗酸化、カリウムは水分代謝、マグネシウムは代謝の補助・骨の形成・神経伝達、マンガンは代謝の補助・骨の形成、鉄と銅は酸素運搬、亜鉛は成長ホルモン分泌・蛋白質合成、食物繊維は腸内細菌の餌になります。
またナッツ類は全体として脂肪が豊富で、カロリーが高いという特徴があります。特に摂取カロリーが不十分な状態が続くと、いわゆる「省エネ体質」となり、筋肉などの蛋白質の合成がスムーズにできなくなると言われています。ナッツ類はカロリー不足を防ぐ事ができ、効率の良い蛋白質の合成をサポートします(運動量と摂取量のバランスが重要)。
一方、それだけ栄養価の高いナッツ類ですが、ビタミンではビタミンA、ビタミンC、ビタミンDが欠けています。ビタミンAは緑黄色野菜・各種レバー・ウナギ・牛肉など、ビタミンCは緑黄色野菜・果物、ビタミンDは小魚類・キノコ類などから補給しましょう。またミネラルの中ではナトリウムとヨウ素が欠けています。ナトリウムとヨウ素は魚類・海藻類・貝類など海産物全般から補給できます。その他、蛋白質に関してもナッツ類だけでは足りません。蛋白質は肉、魚、卵といった動物性の食品から摂取するようにしましょう。
尚、ナッツ類には様々なものがありますが、それぞれ秀でている部分が異なります。以下に簡単に箇条書きにしてみます。ただし掲載しているのは判明している部分だけです。
・カシューナッツ:蛋白質、脂肪(特にオレイン酸)、ビタミンB群(ビタミンB1とビタミンB6)、ビタミンK、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅など。
・ヒマワリの種:蛋白質、脂肪(リノール酸、次点でオレイン酸)、ビタミンB群(特にビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、葉酸)、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅など。
・カボチャの種:蛋白質、脂肪(リノール酸、次点でオレイン酸)、ビタミンB群(ナイアシン、葉酸)、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガンなど。
・アーモンド:蛋白質、脂肪(オレイン酸、次点でリノール酸)、ビタミンB群(特にビタミンB2)、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅など。
・ピーナッツ:蛋白質、脂肪(オレイン酸、次点でリノール酸)、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅など。
・クルミ:蛋白質、脂肪(リノール酸。またナッツ類では珍しくα-リノレン酸も含む)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸)、マグネシウム、鉄、亜鉛、マンガンなど。
・ピスタチオ:蛋白質、脂肪(オレイン酸、次点でリノール酸)、ビタミンB群(特にビタミンB1とビタミンB6)、カリウム、亜鉛、鉄、銅、マンガンなど。
・ヘーゼルナッツ:脂肪(特にオレイン酸)、ビタミンE、マグネシウム、銅、マンガンなど。
・ゴマ:ビタミンB群(ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸)、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅など。
★オススメのサプリメント一覧★