「十二指腸・小腸・大腸」の持つ機能・役割について考えてみる

この記事では人体の臓器の中でも「十二指腸・小腸・大腸」の持つ機能・役割について簡単にまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、私は専門家でもなければ医者でもありません。当記事の内容の中には私が間違って理解している部分が多々あると思われます。あくまで参考程度に留めておく事をオススメします。

記事作成日時:2019-12-29

★当記事の目次

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十二指腸の役割について簡単に

十二指腸は胃と小腸を繋いでいる臓器で、胃では消化・分解し切れなかったものを、分泌される消化液によって細かく消化・分解する役割を持っています。特に十二指腸では膵臓から分泌された消化液である膵液が通る膵管と、胆嚢から分泌された胆汁(消化液ではないが消化液の働きを助ける)が通る胆管が通じており、これらを胃液と混ぜ合わせ、食べ物をより細かく分解します。

ただし胃や小腸とは違い、十二指腸では実は蠕動活動が起こりません。このため十二指腸は主に食べ物に消化液を混ぜ合わせる場所として機能し、消化しながら食べ物を送って、後に続く小腸で主に分解・吸収する事になります。また胃酸は強力なので、そのまま運んでしまうと、腸の壁を傷つけてしまいます。十二指腸ではアルカリ性の粘液も分泌されており、それによって中和する機能も持っています。ちなみに膵液もアルカリ性です。



小腸の役割について簡単に

十二指腸はその後「空腸」へと繋がり、更にその空腸の後に「回腸」が続いています。明確に分けられている訳ではありませんが、この2つを合わせて「小腸」と呼んでいます。場合によっては十二指腸も小腸の一部に含まれる事がありますが、空腸と回腸だけを小腸とする場合、空腸は小腸の内の2/5、回腸は3/5程度を占めています。

特に小腸は何度も曲がりくねっています。曲がりくねっている事で体の中に収まっていますが、実は6メートルほどもあり、非常に長いです。このため胃液、膵液、胆汁に腸液を混ぜて細かく分解しながら、蠕動活動によって順番に食べ物を運ぶ間、腸の壁にたくさん存在する絨毛を利用し、無駄なく栄養素を吸収する事ができます。また小腸には不要な物質を腸内へ戻す機能もあり、そうして運びながらも、必要なものとそうでないものを選別する事ができます。

一方、空腸から回腸へと進んでいくと、それらの活動は少しずつ沈静化していき、回腸の最後の方では殆ど見られなくなります。ここまで来ると、大抵のものが消化・分解・吸収されている事になります。尚、空腸と回腸の違いとしては、特に回腸ではリンパ組織が密集しており、リンパ球などの免疫細胞をたくさん作っています。これによって仮に異物があった時、それを無害化する事ができます。


ちなみに妊娠中では分泌される女性ホルモンの一種「プロゲステロン」の影響によって、腸内の蠕動活動が抑制されます。また胎児が大きくなってくると腸が圧迫され、それによっても蠕動活動が制限されます。それが起こると、腸内を通る消化物をゆっくりと通過させる事ができるので、様々な栄養素の吸収率が高まると言われています。逆に言えばこの間は服用している薬の効果や、普段何気なく口にしている食べ物による影響が出やすくなるという事でもあり、人によっては副作用が強く出るようになる事もあります。特定のサプリメント、ハーブ、漢方薬などが「妊娠中は禁忌」と言われるのはこれがあるからです。



大腸の役割について簡単に

大腸は回腸の更に先に繋がっている臓器で、消化された残りから「便」を作って排出する役割を持っています。長さは1.5m程度と言われており、小腸と比べるとかなり短いです。

大腸は上行結腸→横行結腸→下行結腸と続いており、最後に直腸から肛門へと繋がっています。この内、上行結腸は上方向に進まなければならず、その後の横行結腸は横向きになっています。このため回腸と上行結腸の繋がる最初の部分には弁(いわゆる盲腸の部分)があったり、上行結腸と横行結腸の堺はやや狭くなっており、便が逆流しないように防ぐ機能が備わっています。特にその弁の部分には「虫垂(リンパ組織として機能しているが、人間では退化している)」があります。

また大腸には便に含まれている水分や塩分などのミネラルを吸収する機能もあり、血液中の水分量が減った時、便の元になる物質から水分を吸収します。これにより便が固くなる事があります。一方、水分を排出して便の滑りを良くする機能もあり、それによって便は柔らかくなります。

そして大腸内には乳酸菌など様々な細菌が存在しており、消化液では分解できないものを発酵させる事で分解します。特に消化酵素の影響を受けにくい食物繊維を分解する事ができ、それを便の元にして排便を促します。その際、酢酸などの短鎖脂肪酸を合成して腸の活動に利用したり、ビタミンB群やビタミンKを合成してその一部を吸収する事もできます。尚、便の壁にはセンサーがあり、大腸内に便が溜まったり、便が壁を刺激した時、蠕動活動が促されます。食物繊維を摂取すると便通に良いとよく言われるのは、食物繊維が腸の壁を刺激するからです。


ちなみに例えばウイルスに感染して症状が悪化した時などでは、肛門及び直腸から薬剤を入れる「浣腸」を行う事があります。通常、大腸まで食べ物が進んでくる頃には殆どが分解されており、吸収するものは含まれていません。また大腸には絨毛が少ないため、栄養素を消化・吸収する機能もありません。しかし大腸の壁には毛細血管が無数にあるため、浣腸を行って大腸内で薬剤を溶かす事で、その壁から血液中へ直に成分を浸透させる事ができます。それを利用しているのです。実はこの作用、吸収があまりにスムーズなため、吸収させる成分によっては命に危険を伴います。安易に行うべきではありません。





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