血圧の調節に関わるホルモンについて考える(要点のみ)

この記事では血圧の調節に関わる様々なホルモンついて私なりにまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、内容はあくまで要点のみです。また私は医者ではないので間違っている部分もあるかもしれません。参考になるかどうかは分かりません。
(記事作成日時:2019-07-20)

血圧の上昇とバソプレシンの関係

何らかの理由で血液中の水分量が減ると、バソプレシン(バソプレッシン)というホルモンが分泌されます。このホルモンには腎臓で水分の再吸収を促し、臓器や血管などにある平滑筋内へカルシウムの吸収を促す作用があります。それによって血管を収縮させ、血圧を上げる作用があると言われています。

簡単に言えば、水分の摂取量が減った時、尿の量を減らし、体内へ水分を保持しようとするという事です。しかし再吸収された水分の量によっては、むしろ細胞内外、及び血液に含まれる水分量が多くなりすぎ、相対的に他の成分の濃度が薄くなってしまう事があります。それによって細胞内外の濃度を適切に維持しようと、血液の量を増やそうとするので、血管内を流れる血液の量が増え、血圧が上がります。逆に言うと、程度によっては心臓や血管に不要な負担がかかる事になります。


血圧の上昇とアルドステロンの関係

アルドステロンは主に血液中のナトリウム濃度が下がった時に分泌されるホルモンです。特にナトリウムの再吸収を促し、またナトリウムの排出を抑制する作用があり、これによって逆にカリウムの排出を促す作用があると言われています。元々は「細胞内外のナトリウム濃度を適切に維持するため」に分泌されるものですが、ナトリウムと共に水分も保持されるため、血圧も上がります。

しかしそれによってはやはり水分量が増えすぎて、細胞内外、及び血液が薄くなってしまう事があり、それによって血液の量を増やそうとするため、血圧が急上昇する事があります。塩分(塩化ナトリウム)の過剰摂取によって血圧が上がるという事は周知の事実ですが、これが大きな原因となっています。高血圧はもちろん浮腫にも繋がります。


血圧の上昇とアンジオテンシンの関係

血液中の水分量やナトリウムの量が減ると、腎臓からレニンというホルモンが分泌され、それをきっかけにしてアンジオテンシンというホルモンが分泌されます。

このホルモンには前述したバソプレシンやアルドステロンの分泌を促す作用があると言われています。それによってやはり血圧の上昇作用を高めます。またアンジオテンシンには心臓の血管を収縮する作用もあるとされており、それによって心臓のポンプ作用を高め、全身へ送る血液の量を増やし、やはり血圧の上昇を促します。

ちなみにアンジオテンシンの材料は脂肪細胞から供給されると言われているので、肥満がきっかけとなって高血圧が起こる事もあります。もっとも肥満の場合、味付けの濃い食事をしている人が多いので、血圧の上昇原因としては塩分過多の方が影響が大きいと思います。


血圧の低下と心房性ナトリウム利尿ペプチドの関係

一方、心房性ナトリウム利尿ペプチドというホルモンもあります。このホルモンは心臓にある「心房」という場所から分泌され、特に末梢にある血管を拡張させる作用があると言われています。また「利尿」という名の通り、尿の量を増やす作用もあり、腎臓において水分の排出を促します。つまり前述のようなホルモンに対して抑制的に働き、ナトリウムの排出を促し、逆にカリウムの再吸収を促す事で、血圧を下げるように努めます。


大量に汗をかいた時の反応を考えてみる

体温が大きく上昇し、大量に汗をかくと、まず細胞内外及び血液中の水分量が減るので、水分やナトリウムの再吸収を促すよう努めます。また水分の供給源となる血液の量を増やし、心臓の脈動を速め、血管を収縮させて血圧を上げ、細胞内外の濃度を適切に保とうとします。

しかしその水分は汗によってどんどん失われてしまうので、いずれは水やナトリウムが足りなくなり、細胞内外の濃度が適切に維持できなくなります。一方、生命活動に必要不可欠な組織の維持はしなければならないので、それらの組織では逆に水分を保持しようとします。すると細胞から心臓へ戻る血液の量が減るため、逆に血圧は下がり、汗の量が減って、体温が上がりやすくなります。すなわち脳、臓器、末梢への血流は次第に悪くなり、熱中症はそれによって進行し、自力で体温を下げる事ができなくなるのです。いずれは中枢神経が機能を失い、呼吸などにも支障が出る事になります。



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