お酒(アルコール)の作用について考える(別ブログリンク)

この記事ではお酒に含まれるアルコールやその効果について私なりにまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、この記事ではあくまで要点のみを扱っており、詳細については別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある記事『タバコとお酒の作用について考える』にまとめているのでそちらをご覧下さい。
ちなみに私自身はお酒を全く飲まない訳ではありませんが、数ヶ月に一度とかそういう頻度であり、殆ど飲む機会はありません。またお酒をどのように飲むかは個人の自由です。お酒を飲む人を否定するつもりは全くありません。
(記事作成日時:2013-06-17、更新日時:2019-07-18)


アルコールの作用について簡単に

摂取したアルコールは肝臓で速やかに代謝され、アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→アセチルCoA→クエン酸→炭酸ガスと水という順に処理されます。そうして息、汗、尿、大便などとして排出されます。

一つ一つの作用を説明すると、アルコールには殺菌作用、食欲増進作用、神経を麻痺させる作用などがあると言われています。そのため気分を高揚させ、リラックス作用をもたらし、また食事量も増えます。一方、摂取量によっては胃腸の菌のバランスを崩れさせたり、感情の制御ができなくなったり、ニコチンほどではありませんが依存性をもたらしたり、強い睡眠導入作用をもたらす事もあります。一説によれば、脳を萎縮させ、知能を低下させる作用や、性機能の発達を阻害させる作用などがあるという事も言われています。

またアセトアルデヒドには発癌性があるとされており、口〜腸までの粘膜に物理的なストレスを与え、それによって免疫力が低下したり、癌の原因になるという事も言われている他、蓄積すると「二日酔い」になるという事は周知の事実です。そして酢酸ですが、これは短鎖脂肪酸の一種で「お酢」の主成分、クエン酸は柑橘系の果物に含まれている有機酸で「酸っぱさ」の元であり、炭酸ガスは吐く息に含まれる二酸化炭素の元です。

特にクエン酸から炭酸ガスや水ができる過程では、細胞の活動エネルギーになる「ATP(アデノシン三リン酸)」が得られます。このエネルギーサイクルの事を「クエン酸回路(TCA回路)」と言います。しかし全ての細胞がエネルギーを欲している訳ではなく、既に糖や脂肪を摂取してそのサイクルが回っていた場合、クエン酸が順番待ちにされます。この時、クエン酸が過剰になると逆行が起こり、多くが脂肪酸の合成及び脂肪の蓄積へと回されると言われています。

尚、これはアルコールの作用とは別ですが、アルコール飲料自体に糖及び脂肪が豊富に含まれている事がある他、アルコール飲料と一緒に食べる食べ物は味付けが濃かったり、糖・蛋白質・脂肪が豊富でカロリーの高いものが多いです。また前述のようにアルコールには「食欲を増進させる作用」があるので単純に食事の量が増えます。それを習慣のように行っていれば肥満の原因にもなるでしょう。その他、アルコールは肝臓で処理されるので、大量の摂取は肝臓へも負担をかけます。その結果、他の栄養素の処理がスムーズにできなくなり、それによる代謝の低下も懸念されます。


アルコールの分解能力は生まれつき

「アルコールの適度な摂取は健康に良い」と言われる事は多いのですが、飲酒の習慣がある人ほど「蓄積」があり、飲酒の習慣がある人ほど「適度な量ではない」事が多いです。特にアジア人は全体としてアルコールを分解する能力が弱いと言われています。そのためアルコールに強い人の方がむしろ珍しく、「自分はお酒に強い」などと根拠のない自信を持つのは大変危険な事です。

またアルコールを分解・代謝するための能力は人それぞれ異なりますが、実は元々の能力は生まれつき決まっていて、どれだけ飲んでも鍛える事はできないと言われています。飲む量が増えたのは単に鈍感になっているだけで、お酒に弱い人は弱いままなのです。前述のような作用から、そのまま習慣のように飲み続ければ体に悪いのは言うまでもありません。

尚、アルコールそれ自体や、アルコールの原料となる食物に対してアレルギーを持っている人も稀におり、物理的に飲む事ができない場合もあります。またアルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素自体を持っていないという人も稀にいるようです。アルコールは大量に摂取した場合、最悪死亡する事もあり、そこまでいかなくても癌の原因になるなど様々なデメリットがあります。日本では周りに合わせて飲むという事が非常に多く、蓄積によるリスクは我々が想像する以上に大きいものです。自分の身は自分で守るしかありません。