守備力・捕球力・送球力を高めるための練習法まとめ(要点のみ)

この記事では投手・捕手・内野手・外野手の守備力・捕球力・送球力を高めるための練習法について私なりにまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、内容はかなり簡易的なもので、練習法を箇条書きにしているだけです。参考になるかどうかは分かりません。
(当記事作成日時:2019-06-12)

野球24

★当記事の目次

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★捕球力を高めるためのキャッチボール

・ボールを2つ使ってキャッチボール(お互いが同時に投げてそれをキャッチする)
・グローブを使ってトス、あるいは素手でトスをして渡し合う
・3人以上でキャッチボールをする(ボールを1つずつ持つ。右隣あるいは左隣にボールを投げる)
・ちょうどワンバウンドするように投げる→捕球する
・バウンドさせて投げる→バウンド直後に捕球する
・敢えて低めに投げる→手の甲を下に向けてキャッチする(胸の正面の場合、手の甲はこちら側を向いている)
・グローブをつけていない手の方向へ投げる→移動せずに正面を向いたまま、グローブだけでキャッチする
・正面にボールを投げる→少し横に移動し、敢えて体を横向きにし、体の横に手を伸ばしてキャッチする
・上に向かって山なりに投げる→目線を外し、正面を向いたまま、背中の後ろにグローブを回してキャッチする
・上に向かって山なりに投げる→キャッチする寸前、体を反転させて後ろ向きあるいは横向きにキャッチする
・かなり低めに投げる→お尻の後ろから手を回し、股の間でキャッチする
・グローブをつけていない手の方向に投げる→背中の後ろから脇腹付近に手を出し、体を反転させながらキャッチする
・高く投げる(相手を移動させないよう、到達点をコントロールする)
・捕球後できるだけ素早く投げる
・遠く離れた状態でキャッチボールをする


日本の指導では、ボールの正面に位置取りをして捕球しろとよく言われます。確かに真っ直ぐ飛んできたボールは、正面でそのまま捕るのが基本ですし、その方がミスをするリスクも低いです。しかし実際の試合ではそれができない事の方が多いです。プロでは180km/hに達するような非常にスピードのある打球が低い弾道で飛んで来る事もあり、捕球に十分な体勢、及び送球に十分な体勢を作れない事があります。特にランナーがいる場合、そのような打球に対して捕球動作に入っている間も、その後も、常にランナーを気にしながらプレーしなければなりません。普段のキャッチボールから、様々な捕り方をし、グローブや体の使い方に慣れておく必要があるでしょう。



★守備力・捕球力を高めるための練習法

・ゴロを体の正面でキャッチする
(基本的なノック。左右前後それぞれの方向へ移動し、正面で捕球する。尚、正面の打球でも、敢えて移動し、体の正面以外で捕球する練習もする)
・ダッシュしながら、緩いライナー・フライを体の正面でキャッチする
(左右前後それぞれの方向へ移動、落下地点に素早く入り、ボールの正面で捕球する。また正面ではなく、敢えて正面に入らず、体の横などで捕球する練習もする)
・後方あるいは左右に進み、ダッシュの途中やキャッチの前に反転してからキャッチ、あるいは背中の後ろでキャッチする
・後方あるいは左右に進みながら、壁登りをしてそこでキャッチする
・キャッチした後に、敢えて体を反転させる(その後、送球する)
・キャッチした後、味方にグラブトス、あるいは素手でトスをする
(これはダブルプレーの想定や、体勢不十分で送球ができない場合を想定)
・スライディングをしてライナーを捕球、あるいはワンバウンドやゴロを捕球する
・壁に跳ね返ったボールをキャッチする
・ファウルボール(ライナー・フライ)をキャッチする
・ベースに当たったボール、あるいはイレギュラーにバウンドするボールをキャッチする
(歪な形のボールを使うか、ベースに近い場所へ球筋の低いボールを投げるか打つ)
・素手で捕球後、そのまま送球、あるいはそのまま味方にトスをする
・送球されたボールを動きながら捕球し、そのままベースを踏む、あるいは走ってくるランナーにタッチする
・ベースを踏んだ後に上あるいは横にジャンプしながら送球する
・フライやライナーをキャッチした後、二塁・三塁・本塁へ送球する
(中継プレーの練習も行う。特に中継する人は捕球後の送球を素早く行う。尚、距離のある送球は低い弾道を意識する)
・ボールの入っているグローブごと味方に投げる(ボールがグローブから抜けなくなった場合を想定)
・捕球後に敢えて体を寝転がらせ、その状態のまま送球・トス、あるいはヘッドスライディングで捕球後に送球・トスをする
(転んだ場合やヘッドスライディングをして捕球した場合を想定)
・外野手が前方に、内野手(一塁〜三塁)が後方にダッシュし、内野手と外野手の間のボールをキャッチする
・内野手が前方へダッシュし、投手が後方にダッシュし、内野手と投手の間のボールをキャッチする
・投手と捕手が前方へダッシュし、投手と捕手の間のボールをキャッチする
・捕手と内野手が前方へダッシュし、捕手と内野手の間のボールをキャッチする
・内野手が左右にダッシュし、隣合う野手の間(一塁と二塁の間、二塁と遊撃の間、遊撃と三塁の間)のボールをキャッチする
・外野手が左右にダッシュし、隣合う野手の間(右翼と中堅の間、中堅と左翼の間)のボールをキャッチする
・投球後のピッチャーが、ランダムな方向に投げたボールを捕球する
(内野手及び捕手。これはライナーがピッチャーの足などで弾かれた場合を想定)
・バッターランナーにタッチする練習(内野手・投手・捕手)
・味方がエラーをした際の想定を下練習をする
(捕球するまでは通常の守備練習で、捕球した人が敢えてランダムな方向にボールを投げ、味方がそれを拾う)
・カバーリングの練習をする
(打球を捕球する時、その選手の周囲に移動する。あるいは塁への送球時、塁で捕球する選手の後ろに回る。) ・マウンドからバウンドするような低いボールを投げてそれをキャッチ、あるいはバントやゴロをキャッチして送球する(捕手)
・キャッチャーの正面から別の人がボールをランダムに後ろの方向へ転がすか投げ、そのボールを捕球して塁に送球する
(捕手。振り逃げ、ワイルドピッチ、パスボールを想定)
・前後左右に移動しながら捕球し、塁にスライディングしてくるランナーにタッチする練習(捕手と内野手)
・投球後に前進して捕球し、送球する練習(投手・捕手・内野手。バントの練習も同時に行うと効率が良い)
・股関節を前後に大きく開いて捕球する練習
(特にファースト。ただし外野手からの送球時には二塁や三塁でも必要になる事がある)
・牽制球を投げてそれを捕球する練習(投手と内野手)
・前述した様々な練習を、ランナーがいる状態を想定して行う
(一塁、一塁・二塁、二塁・三塁、一塁・三塁、満塁、ノー・ワンアウトの状況で、捕球後に送球する練習を行う。また捕球するポジション、捕球する位置も様々な場所で練習する。特に内野手では捕球後にダブルプレーや挟殺プレーに入る練習、外野手では捕球後の送球も重点的に練習する。尚、走塁の練習も同時に行う事ができれば効率が良くなる)


守備.png

一つの例を挙げると、ショートのポジションにいる選手の場合、右に移動して捕球し、一塁に送球するような練習をするとします。それだけではなく、左や前あるいは後ろに移動しながら捕球する練習、後ろ向きに捕球する練習、捕球前後に体を反転させる練習、隣のサードやセカンドとのちょうど間となる打球を捕球する練習、ピッチャーやキャッチャーとのちょうど間の打球を捕球する練習、ゴロを素手で捕球する練習、フライやライナーを捕球する練習、カバーリングの練習などもすべきです。

更にはそれぞれの捕球と送球の仕方を、ランナーがいる様々な状況を想定して行うべきです。1アウトで一塁・三塁にランナーがいる時、捕球後にセカンドに送球してダブルプレーを取る練習、捕球後に自分で二塁を踏み一塁へ送球する練習、スライディングしてくる一塁ランナーにタッチをする練習(盗塁も含む)、捕球後そのまま一塁に送球する練習、また二塁ランナーがいる場合、捕球後に三塁に送球する練習、ランナーを挟殺プレーに持ち込む練習、三塁ランナーがいる時には本塁に送球する練習などをすべきです。

そのようにポジションにより、様々な状況で、様々な捕り方をし、普段から体の使い方に慣れておく事が重要になります。そうした毎日の積み重ねが咄嗟の時に出るのです。その他、別途、反射神経・集中力・判断力を高めるようなトレーニング、筋肉の収縮スピードを高めるようなトレーニング、バランス感覚を鍛えるためのトレーニング、柔軟性を高めるようなトレーニングやストレッチなども必要になります。



★送球力を高めるための練習法

通常の送球の場合、距離が離れるほどコントロールが難しくなります。特に外野手が二塁や三塁あるいは本塁に送球する場合、よっぽど肩に自信がなければ、無理に送球せず、中継プレーをする必要があります。外野手では遠くに思いっきり投げる練習(遠投)ばかりしてしまいますが、中継をする味方選手に向かって正確に投げる練習の方が重要です。その際にはランナーを想定し、どの塁に送球すべきかを判断するような練習をすると良いでしょう。一塁ランナーがいる場合、二塁ランナーがいる場合などという事です。ランナーがどこにいるかという事を常に頭に入れながら捕球と送球を行う事が重要です。

もちろんスピードのある送球ができるなら、中継せずに直接塁に送球した方がアウトにする確率は高くなります。そのような練習もすべきです。特に遠くへ送球する場合、捕球後に前方へとダッシュ、すぐにサイドステップを踏み、それを勢いにして腰を素早く回転、それを腕の回転に上手く連動させて投げる必要があります。どれだけ肩に自信があっても、腕だけを強く振り回すだけでは届きませんし、正確な送球もできません。捕球後に前方へのダッシュを素早く行う練習、ダッシュ後にサイドステップに切り替える練習、サイドステップを素早く行う練習、サイドステップの間に腕を体の横へ引く練習、サイドステップ後に腰を回転させて正面を向く練習、腰の回転と腕の回転を連動させる練習、肩甲骨を素早く動かす練習、遠くの的に当てる練習などをしましょう。動きながら投げる事、距離と弾道が異なる以外、ピッチャーと体の使い方は大きく変わりません。力いっぱいに投げる事よりも、体の回転と連動を重視しましょう。尚、送球の際にはできるだけ低い弾道になるように意識すべきです。遠くに投げる事ができても、弾道が高いと余計にコントロールが難しくなりますし、送球される側も捕球が難しくなります。

ball-throw.gif

※この画像は試しにgifで作ったものです。粗悪で申し訳ないです。少し繰り返しになってしまうのですが、全体の流れを説明すると、捕球動作の時に前へダッシュして勢いを生み出す→サイドステップへスムーズに移行する→サイドステップを素早く行い前方への勢いを殺さない→サイドステップを行いながら投球の準備動作をスムーズに行う(グローブをつけている腕を前に突き出す+グローブからボールを持ち換える→その手を横に引く→肘や腕を肩と同じラインまで上げる)→腰の回転と腕の回転を連動させる→ボールをリリースする・・・というような流れになっています。かなり分かりにくいですが、5コマ目で腕を引きながらサイドステップを踏んでいます。それまでには捕球をしながら前進をしているので、4コマ目までで何度か足が入れ替わっています。また5コマ目では、例えば右利きなら、右足を前に→左足を前に→右足を前に→左足を前に(人によってはこの間に足をクロスさせる場合もある)と横向きに進み、最後の一歩を前に向きにします。そして最後のコマで、その前足がついた後にボールがリリースされています。YouTubeでイチロー選手の動画を見れば済む話なので、説明はこのぐらいにします。探せばスローモーションの動画もあると思います。


話を戻します。一方、内野手の場合、サードやショートからファーストに送球する時、距離がそれなりに離れています。また本塁に投げる場合もそれなりに距離があります。しかしこの場合には中継プレーはできません。そのため前述のように、捕球後に前方への勢いを上げるステップの練習や、その勢いを腰の回転や腕の回転に伝える練習、遠くの的に当てる練習などが必要です。特に敢えてワンバウンドやツーバウンドで投げるような練習は非常に重要でしょう。更に内野手の場合、捕球後にステップを踏まずにそのまま送球する練習も必要です。俗に「スナップスロー(スナップとついているが、決して手首だけで投げる訳ではない)」と呼ばれますが、ステップを踏まず、腰の回転と腕の回転を連動させた最小限の動作で送球します。そうする事でリリースの位置が安定し、ミスのリスクが減ります。ダブルプレーや近くの塁に送球する際には、グラブトスや素手でのトス(左へ、右へ、前へのトスを練習する)も必要になるでしょう。

また捕手の場合、ピッチャーの投げられたボールを捕球、あるいはゴロやバントが打たれた後、ランナーがいれば一塁・二塁・三塁に素早く送球します。そのような練習がまず必要です。特に盗塁時には捕球後できるだけ素早く送球する必要があります。メジャーリーグでは捕球後、ステップも踏まず、座ったまま投げるような選手もいますが、その方が素早く送球できます。そのような練習も必要になるでしょう。投げる際にはできるだけ低い弾道になるように意識しましょう。その他、ピッチャーの投げたボールを、上手く補給できなかった場合を想定した練習も必要です。例えばキャッチャーの位置からランダムに後ろへボールを転がし、それを捕球する練習をする訳です。

ちなみに「送球」と聞くとそのように投げるイメージですが、素手でトスをする方法や、グローブを使ってトスをする方法もあります。特に近い距離にいる場合、トスをした方が素早く渡す事ができます。またヘッドスライディングで捕球したり、捕球時に転倒したりして、十分な体勢で投げる事ができない場合もあります。その場合、ランナーがいるいないに関わらず、自分の代わりに投げてもらうため、味方にトスをする場合もあります。一方、塁に近い場所で捕球した場合、自分で塁を踏んだ方が早い場合もあります。そのように様々な状況で捕球し、様々な状況で送球するような練習を行いましょう。



★投手の守備力を高めるための練習法

ピッチャーの場合、ランナーがいる場面を想定した練習が必要です。一塁、二塁、三塁、一塁・二塁、二塁・三塁、一塁・三塁、満塁時のそれぞれの状況で、セットポジションになり、それぞれの塁へ牽制球(利き腕により反転しての送球が必要になる)をする練習、クイックで投げる練習、投球や牽制球までの時間をバラバラにする練習、投球せずに頭を動かす練習、プレートから足だけを外す練習、プレートから一旦外して仕切り直す練習、振り返って挟殺プレーに移行する練習などをします。

ランナーがいる場合、バッターに集中するか、足の速いランナーに集中するかは状況によって異なりますが、バッターに投げる際も、牽制球を投げる際も、単に投げるのではなく、タイミングを1回1回異なるようにして投げる事が重要です。牽制球自体ももちろんですが、そのように一旦プレートから外す練習とか、様々な頭の振り方をして、どちらに投げるか、いつ投げるか分からなくするような練習をしましょう。特定の動作の時出るような癖も直しておくべきです。

もちろん前述と同じように、ピッチャーとキャッチャーの間のゴロ・フライを捕球する練習、ピッチャーと内野手の間のゴロ・フライを捕球する練習、ピッチャー返しのゴロ・ライナーを捕球する練習、投球後にバント・ゴロを前進しながら素手で捕球する練習、ゴロやバントを捕球後素早く反転して塁に送球する(本塁やファーストへのグラブトスも含む)練習、打たれた後にカバーリングをする練習など、基本的な守備練習も必要です。特に内野手とのちょうど間になるような打球を守備する練習や、ランナーの向かう塁に送球する練習は重要です。しかし塁を踏む準備ができていない選手に送球すれば、当然後逸し、ランナーが進んでしまいます。ランナーの動きはもちろん、その塁を守る味方選手の動きも見て、その動きに合わせて送球する能力が必要になるでしょう。



★「ミスをしないために」ではなく「ミスをしても良い環境を作る」

例えば大阪桐蔭高校のような超高校級の選手を集めている学校だったり、プロのように才能のある選手しかいないようなチームであっても、細かなミスはたくさんあります。ミスをしないために重要な事、それは「ミスをしても問題ないような環境を作る事」です。味方あるいは自分が例えミスをしたとしても、結果として相手に点を与えなければ問題はない訳です。また結果として相手に点を与えてしまったとしても、それ以上に自分たちが点を取れば何の問題もない訳です。人間なのですから誰でも必ずミスをします。ミスをする度にその場で悔やんでいたらキリがありません。割り切る事が重要です。

尚、よく言われるのが「名誉を挽回する」という事です。エラーした選手は自分で点を取って返す、あるいは味方選手が代わりに点を取って助ける・・・という事はプロの世界でもよく言われます。確かにそのように意識する事で集中力が増す選手もいるかもしれませんが、私としてはそのような意識は不要と考えます。例えばピッチャーが投げてからキャッチャーミットまで到達する時間は1秒もありません。意識する事や考える事が多くなると、そのように瞬間的に体を動かす必要がある時、いざ自分の予想していなかった事が不意に起きた場合、体の反応が一瞬遅れてしまう事があるのです。特に点差がなく、チャンスの少ない投手戦の場合、その一時の判断が勝敗に関わる事もあります。「意識しすぎてミスをする」という事のないよう、意識する事、考える事はなるべく少なくすべきです。

そして長期的に考えるという事も重要です。例えば味方選手あるいは自分がミスをして、その結果として相手に点を与えてしまい、それが勝敗に関わるようなミスになってしまった場合、前述のように、そうして例えミスをして点を与えてしまったとしても、そもそもそれ以上に自分たちが点を取れば良いだけの話ですから、そのミスが原因で負けた訳ではありません。また人間は機械ではないのですから、数年と長く野球を続けていれば、チームは違えど、同じような場面には何度も遭遇するはずです。その度に味方や自分を責めていたらキリがありません。ミスに対する考え方を改めるべきでしょう。ネガティブになる前に練習する、練習をする前に頭でイメージする。イメージをする前に誰かを参考にする。その反復です。決して思いつめる必要はありません。






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