食事に関わる様々なホルモンについて考える(別ブログリンク)

この記事では食事に関わる様々なホルモンについて私なりにまとめています。尚、当記事はあくまで要点のみをまとめています。詳細については別ブログ「身長を伸ばす方法について考えてみた」にある記事『ストレスで高血糖に?血糖値の調節に関わる様々なホルモン』にまとめているのでそちらをご覧下さい。

(記事作成日時:2019-05-23)


血糖値を下げるインスリン

血液中に含まれる糖の量の事を「血糖値」と言います。血糖値は様々なホルモンによって常にコントロールされています。

血糖値を下げる働きを持つホルモンでは「インスリン」が有名です。実はインスリンは人体で唯一血糖値を下げる働きを持ち、細胞内へ糖を取り込ませる事で血糖値を下げます。よって細胞がエネルギーを得るために必要不可欠なホルモンです。分泌されるのは主に糖を摂取した後ですが、ストレスを受けると血糖値が上がるので、その際にも分泌されます。また筋肉内あるいは肝臓内のグリコーゲンの貯蔵量が減った時、それを補充するためにも分泌されます。しかし場合によっては短時間で大量に分泌され、急激な血糖値の低下を招く事があります。それが運動中に起こればパフォーマンスの低下に繋がる場合もあります。


血糖値を上げる作用のあるホルモン

一方、逆に血糖値を上げる働きを持つホルモンもあります。それが成長ホルモン、ノルアドレナリン、アドレナリン、グルカゴン、コルチゾールなどが挙げられます。基本的にはインスリンが分泌された後に分泌され、血糖値が下がり過ぎないようにする働きがあります。またストレスを受けた時にも分泌され、血糖値を上げ、エネルギー代謝を活性化させる役割もあります。特に糖の供給源が減った時、あるいは運動によって大量に糖を消費した時、肝臓内にあるグリコーゲン(糖の一種)を分解し、それを利用して血糖値を上げようとすると言われています。

しかし肝臓内に蓄える事のできるグリコーゲンの量には限りがあるので、いずれは底をついてしまいます。そうして糖が上手く供給できなくなると、今度は脂肪や蛋白質などを分解して糖の代わりに利用します。それを「糖新生」と言います。成長ホルモンやグルカゴンなどにはこの糖新生を促す働きがあるので、それによって脂肪が分解されます。ただし実際には脂肪だけでなく蛋白質も分解されるので、筋肉も一緒に萎んでしまいます。すなわち長期に渡って肉体を維持・進化させていくためには、食事量と運動量の管理はもちろん、ストレスコントロールも重要になるでしょう。


血糖値は高すぎても低すぎても良くない

少し話を戻しますが、血液中を流れる糖が十分量ある場合、その糖は筋肉内にグリコーゲンとして補充されるか、筋肉などエネルギーを欲しているどこかの細胞へ取り込まれるか、あるいは肝臓に戻って再びグリコーゲンになるかのいずれかです。しかし全ての細胞が糖を欲している訳ではないので、需要と供給のバランスが崩れると、糖は行き場を失ってしまいます。するとインスリンを分泌しても血糖値が下がらなくなり、次第にインスリンを分泌する機能やインスリンを受け取る機能が壊れてしまう事があります。それが糖尿病です。

また糖は短期的なエネルギーとしては優秀ですが、高血糖状態が続く事は長期的には人体にとって良くありません。特に高血糖はそのように糖尿病の原因になったり、「糖化(糖が蛋白質や脂質に結合し、その機能を低下させる)」を引き起こしたり、血液を流れにくくして血管の壁を傷つけたり、あるいは血管をつまらせるなどのリスクが高まります。一方、通常はそのリスクを回避するため、糖を、長期的に安定した脂肪へと変換して蓄えようとします。これにより皮下脂肪や内臓脂肪が増え、肥満の原因にもなります。更に血管内に脂肪が沈着すれば動脈硬化などの血管系の病気に、その状態で大きな血栓ができれば心筋梗塞や脳梗塞が起こるリスクも高くなると言われています。

野球選手は一般の人よりも身長が大きく、筋肉量も多く、更に運動量も多いため、その維持のためには食事量を確保しなければなりません。しかしただ単に大量に食べるだけでは糖を摂りすぎ、そのような高血糖を招きます。更に高血糖後は逆に急激な低血糖を招き、脳など重要な組織への糖の供給が上手くできなくなります。1日2日程度なら問題なくても、20年、あるいはそれ以上の積み重ねは、長期的に見れば健康を害します。しっかり自分の体に合わせた量の糖を摂取し、1回の食事量を増やすのではなく、食事の回数を増やすべきでしょう。また前述のように血糖値は実はストレスによる影響を受けています。ストレスコントロールが肉体の維持に繋がるというイメージは中々できませんが、野球以外でもストレスの管理に努めるべきでしょう。


何故空腹になるとお腹から音が鳴るのか

ちなみにですが、空腹時には小腸から「モチリン」というホルモンが分泌されます。これには胃を活動的にする作用があり、胃の中に残っている食べ物の残りカスなどを腸へと送り、次の食事の準備をすると言われています。それによっては空腹時特有の「グー」という音が鳴ります。また空腹が長時間続くと、今度は「グレリン」というホルモンが分泌されます。グレリンには新陳代謝を活性化させる作用があり、これによって次の食事までの間、体を栄養不足から守ります。一方、食事後には「レプチン」というホルモンが分泌されます。これは脂肪細胞から分泌され、エネルギー代謝を活性化させ、食事後に栄養素を効率良く利用できるようになります。またレプチンが分泌されると満腹感が得られます。血糖値が下がるという事は、エネルギーが足りない=食事を求めるという事なので、実際にはこれらのホルモンも連動して働きます。





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