スプリッター(スプリット、フォークボール)について

スプリッター(スプリット、フォークボール)について。
 
 
 
スプリッターは縦に落ちる変化球の一つであり、
フォーシーム(バックスピンストレート)と似た軌道で、
バッターの手元で落下するように見える球種です。

握り自体はいたってシンプルで、
基本的に人差し指と中指でボールを挟むようにして握ります。
その握りが深いのがフォークボール、浅めなのがスプリットです。
何故挟むだけでボールが落ちるようになるかというと、
挟む事によって回転量が減り、空気抵抗が増えるからです。

深く挟めば挟むほど回転量が減ってボールが落ちるようになりますが、
失投をする危険性も高まるため、
安定的に投げるためにはボールを挟む握力が必要になります。

握力が必要な球種は少ないですが、
スプリット系のボールは基本的に握力が不可欠です。
握力が強いほどボールがスッポ抜けづらくなり、
よりストレートに近い球速で投げる事ができます。

挟み方によっては無回転のボールを投げる事も可能ですが、
回転量を落とし過ぎるとバッターに見極められやすくなります。
ので、通常のフォークボールは回転をかけるようにして投げるのが基本です。
尚、無回転だとナックルボールのように不規則な変化をしながら落ちます。

逆に浅く挟むとコントロールがしやすくなり球速も出るようになります。
スピン量も増え、バッターにも見極められにくくなりますが、
当然、落ちる変化は小さくなります。

リリースの仕方によってはスライダー方向や、
シュート方向に変化するボールを投げる事も可能です。
(人差し指と中指のどちらかに力を集中させる、
どちらかの指を残すようしてわざと横回転をかける、
挟む指のどちらか一方を縫い目にかける等)

球速、スピン量、変化量を維持したままコントロールする事ができれば、
空振りを奪える勝負球にする事ができる球種です。
もちろんあえて変化量を小さくしてゴロを打たせて取る事もできるでしょう。



●スプリッターの握りによる分類
・フォークボール
軌道:ストレートの軌道でバッターの手元で落ちる
一言:変化は大きいがコントロールが難しい。
またスプリットよりは球速が出にくく、故障のリスクも大きいとされている。
・スプリット
軌道:ストレートの軌道でバッターの手元で落ちる
一言:フォークボールよりも変化は小さいが球速がでやすい。
ちなみに野茂英雄選手のフォークボールが発展したのがスプリットと言われている。

●スプリッターの回転による分類
・通常
軌道:通常の落ちる軌道、ストレートよりは回転量の少ないバックスピン
一言:回転がかかっていた方がコントロールしやすく見極められにくい。
・シュートスピン
軌道:シュート方向に変化するスプリッター
一言:横回転が加わったスプリッター
・スライダースピン
軌道:スライダー方向に変化するスプリッター
一言:横回転が加わったスプリッター
・無回転
軌道:落ちる変化+ランダム変化
一言:コントロールが難しく回転していないので見極められやすいが、
ナックルボールのように変化が不規則なので非常に打ちづらい。
もちろんキャッチャーも捕りづらい(笑)
・ジャイとスピン
軌道:落ちる変化
一言:ジャイロ回転のボールを投げるなら、
普通にジャイロボールを投げた方が良い。
フォークボールの握りでジャイロ回転をかける意味はない。



※尚、深く挟み込む場合、
ほぼ二本の指のみで挟むようにして握るので、
指はもちろん前腕や肘への負担が大きいとされています。

フォークボールに頼り切るような投球方法は、
自分の選手寿命を縮めるだけです。
(必殺球として多投してきた投手は手術を受けている事が多い)
挟み込みを浅くするかスプリット系に頼らないような投球術を磨きましょう。

※握りの画像は準備中
posted by SaruyaMichael at 17:00 | TrackBack(0) | ジャイロボール以外の球種 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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