ルーティンとは?そもそも必要なもの?

この記事ではルーティン(ルーチン)を行う方法について私なりにまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。
(記事作成日時:2013-09-04、更新日時:2019-04-09)

野球3

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そもそもルーティンとは?

野球で言うルーティン(ルーチン)とは、ある特定の場面が来る度に、いつも決められた特定の行動だけを行う事を言います。元々はその行動をする事によって何か良い事がある場合、それを続けて行う、いわゆる「ゲン担ぎ」という事から始まったものですが、次第にこのルーティンを行う事の重要性が認知され、一流のスポーツ選手の多くが何らかのルーティンを行っています。

ルーティンで一番有名なのがイチロー選手ですね。打席に入る前に少しアッパー気味に素振りを行い、足首を回しながら肩を交互に上げてるような動作をします。その後、内股気味で屈伸を行い、必ず左足からバッターボックスに入ります。そして自分の名前が表示されている電光掲示板にバットを立て、そこに視線を合わせ、肩にあるユニフォームの生地を少し直してからバットを構えます。彼はプロ入りからバッティングフォーム自体は変化し続けていますが、このルーティンだけは全く変化していません。どんな試合でもどんなピッチャーであっても打席に入る時には必ずこのルーティンを行っています。

またイチロー選手はバッティングフォームに限らず、生活習慣自体がルーティンで溢れています。例えば誰よりも早くスタジアムに足を踏み入れ、毎日何時間もかけてウォーミングアップを行っています。初動負荷トレーニングのトレーニングマシン、静的なストレッチ、動的なストレッチ、ランニング、ダッシュ、キャッチボール、ベースランニング、バッティング練習など、それらも手順通りに行われていると言われています。その他では食事内容もそうです。イチロー選手は偏食家として有名で、メジャーリーグへ渡って7〜9年はカレーばかりを食べていた(現在は飽きたらしい)り、そうめんや食パンを集中的に食べていたり、独身時代なんかは牛タン?を高頻度で食べていた時期があったという話も聞きます。試合前にユンケルを飲むのは後年まで続けていたみたいです。

その他の野球選手で言えば、例えば松井秀喜選手は構えた時に肩を落とすような仕草をしますし、マエケンこと前田健太選手のマエケン体操なんかもそうですね。このようにあらゆる選手が様々な事をルーティン化しています。尚、選手によっては、例えばスタジアムに最初に入る時にどちらの足から入るのかや、練習などで走り始める時にどっちの足から先に出すか、更には靴や靴下はどちらから履くのかなど、そういう細かな所についてもルーティン化されているようです。

ちなみに野球以外のスポーツにも様々なルーティンがあります例えば体操の内村航平選手が跳馬の時に両手を前に出す動作や、テニスのアンディ・ロディック選手がサーブ前に手首をブルブルする動作、相撲の元高見盛関がロボットのような動作を行うのも全てがルーティンです。一流のスポーツ選手はそういった細かい所に拘りのある人が多いようです。スポーツを見る時にはそういう所を観察するのも面白いと思います。


ルーティンを行うメリット・デメリット

ルーティンを行う事のメリットとしては、
・ルーティンを行う事だけに集中できる→雑念が減り、目の前の事だけに集中する事ができる
・自分の行う事や考える事が減る→やるべき事だけをし、考えるべき事だけを考える事ができる
・いつも通りの事を行えば良いと自分に言い聞かせる事ができる=ポジティブになり、気持ちが高まる
・習慣化する事で非日常が日常になる=想定外の事に対応でき、調子の波を整え、自分の能力を発揮できる
などが挙げられます。

一方、ルーティンのデメリットとしては、
・ルーティンを何かに妨げられる事がある→それが原因で調子が狂う事もある
・ルーティンに強く依存してしまう→それを行わないと酷く不安になる
・ルーティンに縛られてしまう→新しい事をする事に恐怖を感じ、生活習慣が機械的になる
・全てを野球に注ぎ、感情の起伏が小さくなる→逆に野球以外では感情の起伏が激しくなる事もある
などが挙げられます。

このように決められた行動を習慣化する事ではメリットも多いのですが、実はデメリットもあります。ルーティンを何故行うかと言えば「行動によって心をコントロールする」ためです。つまり元々自分で心をコントロールができ、逆に行動をフリーにしておく事でコントロールしている人では、ルーティンを決める事で、逆にパフォーマンスが低下する場合もあります。そのためルーティンは必ず決めなければならないものではありません。何もしないで落ち着ける方が楽に決まってますからね。

この「行いから心をコントロールする」というのは、分かりやすく言うと、例えば緊張している時に、両肩を挙げて下にストンと降ろすとか、手の平に人の字を書いて飲むだとか、目の前にいる人を全員野菜だと思えと自分に言い聞かせるとか、そういうものも同じです。しかし元々ネガティブな正確な人ではそのルーティン自体に依存しやすく、ルーティンに縛られ、ルーティンの事しか考えられなくなる場合もあります。あれをしなきゃ、これをしなきゃ落ち着かない、というように、むしろルーティンの事を考え過ぎてしまうのです。それではルーティンを行うメリットがなくなってしまいます。ルーティンを決める前に、まずは「こういう状況の時に、自分はどういう思考をするか」それを分析すると良いでしょう。

尚、無意識の内にいつも同じ動作=ルーティンのような事を行っている人もいます。自然体で試合に臨むのが一番良いので、そういう場合、それを意識的にルーティン化したり、別途そこに新しいルーティンを追加したり、あるいはそのルーティンを直す・・・というのは止めておいた方が良いでしょう。




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