ルーティンについて

「ルーティン(ルーチン)」について書きます。 
 
 
ルーティン(ルーチン)とは決まった事を行う事を言います。
元々は「ゲン担ぎ」という事から始まったものですが、
次第にルーティンを行う事の重要性が認知され、
一流のスポーツ選手のほとんどが何らかのルーティンを行っています。
まぁ中には意識せずに行っている選手もいますが。



ルーティンで一番有名なのがイチロー選手ですね。

打席に入る前に少しアッパー気味に素振りを行い、
肩を交互に上げてるような動作をします。
その後、内股気味で屈伸を行い、
必ず左足からバッターボックスに入ります。

そして自分の名前が表示されている電光掲示板にバットを立て、
肩の生地を少し直してからバットを構えます。

彼はプロ入りからバッティングフォーム自体は変化し続けていますが、
このルーティンだけは全く変化していません。
どの試合でもどんなピッチャーでも、
打席に入る時には必ずこのルーティンを行っています。

更にイチロー選手は誰よりも早くスタジアムに足を踏み入れ、
毎日何時間もかけてウォーミングアップを行っています。
静的なストレッチ、動的なストレッチ、ランニング、ダッシュ、アップ、肩慣らしなど、
それら全てが手順通りに行われています。
試合前の練習の時からすでにルーティンを行っているのです。

本当にやっているかは分かりませんがゲン担ぎ的なものでは、
スタジアムに入る時にどっちの足から入るのかや、
練習などで走り始める時にどっちの足から先に出すかなど、
そういう細かな所についてもルーティン化されているようです。

その他では、例えば食事内容などもそうでしょう。
イチロー選手は偏食家として有名で、
メジャーリーグへ渡って7〜9年はカレーばかりを食べていた(現在は飽きたらしい)り、
独身時代は牛タン?を凄い頻度で食べていた時期があったそうです。
試合前にユンケルを飲むのはまだやっているみたいですし、
現在はそうめんとライス?という炭水化物がメインだそうで(笑)

他の野球選手で言えば、
松井秀喜選手は構えた時に肩を落とすような仕草をしますし、
マエケンこと前田健太選手のマエケン体操なんかもそうですね。
このようにあらゆる選手が様々な事をルーティン化しているのです。

野球以外のスポーツにも様々なルーティンがあり、選手それぞれが行っています。
例えば体操の内村航平選手が跳馬の時に両手を前に出す動作や、
テニスのアンディ・ロディック選手がサーブ前に手首をブルブルする動作、
相撲の元高見盛関がロボットのような動作を行うのも全てがルーティンです。

一流のスポーツ選手は細かい所に拘りのある人が多いようです。
スポーツを見る時にはそういう所を観察するのも面白いと思います。



ルーティンを行う事のメリットとしては、
・ルーティンを行う事だけに集中できる=自分の世界に入る事ができる
・自分の行う事や考える事が整理できる=雑念が減る
・ルーティンを行えば大丈夫と自信が生まれる=ポジティブになれる
・習慣化する事でルーティンを行う事が日常的になる=様々な場面で自分の能力を発揮できる
このような感じです。

打席に入る際に頭の中にある考えが整理されていないと、
モヤモヤした状態のまま相手のピッチャーと対峙しなければならず、
そんな状態で打席に入れば自分のバッティングをする事ができません。

打席に入る際の動作をルーティン化すると、
次に何を行えば良いのか、その次は何を行えば良いのかと、
次に行うべき事を順序をつけて考えられるようになります。
つまり、ルーティンを行う事に集中できる訳です。

そのルーティンはいわば自分の世界ですから、
いつものルーティンを行って心を落ち着かせれば、
相手が何を考えているかを推測し、自分のバッティングが行えるようになるはずです。

一方、ルーティンのデメリットとしては、
・ルーティンを何かに妨げられる事もある
・ルーティンに依存・縛られてしまい、行わないと不安になる
・ルーティンを妨げられると自分の事ができなくなる
・ルーティンとして固定化する事は人によって向き不向きがある
このような感じです。

このようにメリットもあればデメリットもあります。
ルーティンは行いから心をコントロールするものであるため、
場合によってはルーティンに心がコントロールされてしまう事があり得ます。

「行いから心をコントロールする」というのは、
例えば緊張している時に、両肩を挙げて下にストンと降ろすとか、
手の平に人の字を書いて飲むだとか、
目の前にいる人を全員野菜だと思えと自分に言い聞かせるとか
そういうのは行いによって心を落ち着かせようという一種のルーティンなのです。
大事な発表の前に必ず行う=ルーティン化している人も多いのではないでしょうか。

しかし、元々ネガティブな人はルーティンそのものに依存しやすく、
ルーティンに縛られてルーティンの事しか考えられなくなります。
あれをしなきゃ、これをしなきゃ、あれをしないと落ち着かない、
というように考え過ぎてしまうのです。
それではルーティンを行うメリットがなくなってしまいます。

重要なのはルーティンは「必ず行わなければならない訳ではない」という事です。
何もしないで落ち着ける方が楽に決まってますからね。

それに、行いをルーティンのように決めずに、
自由にしておいた方が自分の能力を発揮できる人もいます。
まずは自分の性格や考え方を理解してからルーティンを考えましょう。

また、無意識の内にいつも同じ動作=ルーティンのような事を行っている人もいます。
そういう場合は無理にルーティンを追加したり、
ルーティンを無理に直したりしない方が良いです。
自然体でいるのが一番ですからね。
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