野球で起こりうる膝・上腿(ふともも)の怪我

肘や肩に関する怪我もそうですが、野球では膝に関する怪我も特に多いです。
上腿(ふともも)は筋肉の怪我ですね。

疲労が積み重なる事によって起こる慢性的なものと、
突発的に起こるものとがありますが、
膝は元々の骨格や関節の柔軟さなど、遺伝的な事も原因となる部位です。

考えられる怪我を一つ一つ簡単に説明していきます。 
 
 
●膝に関する怪我
・半月板損傷、軟骨損傷
膝の関節にはショックを吸収する軟骨がありますが、
これが損傷を受ける事で正常な膝の曲げ伸ばしができなくなります。

主に体重のあるバッターが、
全力スイングを繰り返す事による膝への負担の積み重ねや、
硬い地面での守備を繰り返しているとなりやすいです。

予防はいかなる時も膝に負担がかからないような動作を心がける事、
膝への負担が少ないフォームにする事、
走る際に上ではなく前へ飛ぶようにする事、
ジャンプした着地時に膝だけではなく全身で衝撃を吸収するようにする事、
疲労が蓄積しないようにケア(アイシング、ストレッチなど)をする事、
その他、重い負荷での筋トレを避ける事、膝へのサポーター、
バランス良く栄養を摂る事、靴選びをする事などが挙げられます。

ただ、生まれ持った骨格的な事が原因となっている場合もあるので、
全てを防ぐ事よりも上手く付き合っていく事が重要です。

・靭帯損傷、靭帯断裂、脱臼
膝への疲労の積み重ねによって半月板を損傷すると、
膝の靭帯や筋肉へも大きな負担をかけます。
それによって靭帯を痛めやすくなります。
予防は上記の予防方法と同じです。

ただ、膝の靭帯は本来強固なものであり、
そう簡単に損傷したり、切れたりするものではありません。
膝の靭帯を痛めるほとんどの原因が突発的な事故です。
脱臼を伴う事もあります。

例えばスライディング、フェンスへの激突、選手同士の衝突、
キャッチャーのブロック時、車に轢かれる、
階段から落ちるなど、突発的に起こる事が多いです。

サッカーやアメフト、ラグビーでは、
横からタックルを受けた時に膝の靭帯をよく痛めます。
そういう突発的なものは全てを防ぐ事はできません。

・オスグッド病
膝の下あたりにある骨の出っ張り付近を痛める怪我です。
膝を曲げた状態から強く伸ばす動作を繰り返す事によって痛めます。

例えばサッカー選手のような蹴る動作を行う競技に多い怪我です。
野球ではあまり多くはないですが、稀になる事があります。

主に疲労の積み重ねが原因なので、
膝へのアイシング、ストレッチなどを行うようにしましょう。

・骨折、打撲など
膝は骨が出っ張っているため、
デッドボールを受けた時に骨折しやすい部位です。
その他、フェンス・選手同士の衝突、
スライディング時にもなる事があります。

・離断性骨軟骨炎(関節ねずみ)
肘で起こりやすいいわゆる「関節ねずみ」ですが、
曲げ伸ばし動作を繰り返す事によって膝でもなる事があります。
主に疲労の積み重ねが原因なので、
運動後のケア(アイシングやストレッチなど)を行うようにしましょう。

・鵞足炎(がそくえん)
膝の内側の腱のある部分に痛みが生じる怪我です。
これも主に疲労の積み重ねが原因なので、
運動後のケア(アイシングやストレッチなど)を行うようにしましょう。

・タナ症候群(タナ障害)
膝の曲げ伸ばしの際の引っ掛かりや異音などが生じる怪我で、
膝のお皿の内側付近?に痛みが出る事があります。
これも主に疲労の積み重ねが原因なので、
運動後のケア(アイシングやストレッチなど)を行うようにしましょう。

・関節水腫
いわゆる「膝に水が貯まる」というのがこれです。
通常、関節には動きをスムーズにするために関節液がありますが、
その量が異常に増えて痛みを伴う事があります。

膝に水が貯まる原因は様々な理由で起こっている「炎症」ですので、
予防は膝が炎症しないようなケアが重要になります。
上記のように膝への負担を軽減するように心がけましょう。

もし炎症が起こった場合には、
炎症を抑える事で膝に溜まった水も少しずつ減っていきますので、
アイシングをして休息を取りましょう。
尚、酷い場合には医者に水を抜いてもらう事になります。



●上腿(ふともも)に関する怪我
・大腿四頭筋の挫傷、肉離れ、筋の断裂
・ハムストリング(ス)の挫傷、肉離れ、筋の断裂
疲労が積み重なっている状態で突発的に筋肉を痛める場合と、
全く予想できず突発的に痛める場合とがあります。
後者の場合では野球選手でなくても起こります。

例えば準備運動をしないまま急に激しい運動を始めたり、
走っている時に急に止まったり転んだり、
筋肉が縮んでいる時に外から大きな力が加わって急に伸ばされたり、
などなどほとんどの場合が突発的に起こります。

最低限予防するには、
運動前にしっかりと準備運動やストレッチを行う事、
運動後のケア(ストレッチ、休息など)をしっかりと行う事です。
posted by SaruyaMichael at 21:00 | TrackBack(0) | 野球で起こりうる怪我 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック