野球で起こりうる手の指・手首・前腕の怪我

肘や肩に関する怪我もそうですが、
野球では手の指・手首に関する怪我も多く、職業病とも呼ぶべきものです。

疲労が積み重なる事によって起こる慢性的なものと、
突発的に起こるものとがありますが、
元々の骨格や関節の柔軟さ、皮膚の柔らかさなど、
遺伝的な事も原因となる部位です。

考えられる怪我を一つ一つ簡単に説明していきます。 
 
 
●手の指に関する怪我
・突き指、槌指、ばね指、骨折、打撲、指の靭帯損傷、断裂、爪が割れる
指先から強い衝撃を受ける事で、
指が正常に曲げ伸ばしができなくなります。

ピッチャーはセンター返しの時の打球が指に当たったり、
内野手や外野手は捕球時や鋭い打球の際にボールが指に当たったり、
その他、指へのデッドボール、フェンス・選手同士の衝突、
不注意で転んだ時などでも起こります。

稀に指の靭帯と同時に神経も痛める事があり、
その場合、通常よりも非常に治りが遅くなります。
特に小指を痛めると握力が半分以下まで低下する事があり、
程度によっては治癒後も握力が完全には戻らない事があります。
(これは私のバレーボールでの経験談ですがw)

バレーボール等であれば指へのテーピングである程度防げるのですが、
野球では原則的に指へのテーピングは禁止されているため、
自分の技術を高める以外にありません。

・指の肉刺(まめ)、魚の目、たこなど
ボールを投げる際には常に指先に圧力がかかります。
それによって皮膚が厚く硬くなったり、皮膚が剥けてしまう事があります。

野球歴がまだ短い人は指の皮膚が柔らかいので肉刺ができやすく、
そういう場合に皮膚が剥けると痛みを伴い、思うような投球ができなくなります。
競技歴が長くなればなるほど皮膚は厚く硬くなるので、
徐々に肉刺に限ってはできにくくなります。

ただ、逆に競技歴が長くなると皮膚が硬くなり、
指の可動域が狭くなる可能性があります。
また、硬くなっている所が一気にめくれるとやはり痛みを伴います。

皮膚を痛めた場合は一旦治るまで投球を中止しましょう。
靭帯、骨、筋肉の怪我よりも治るのは速いはずなので、
長期離脱という事はほとんどないと思います。



●手の関節(手首)、前腕(手首〜肘までの部分)に関する怪我
・腱鞘炎
腱鞘炎は前腕の怪我で、
主に指や手首の使い過ぎによって痛みが伴います。

腱鞘炎は速球(球速が150km/h前後)や変化球を多投したり、
投球時に不自然に前腕を捻っていたり、
あるいは趣味(ゲーム、ギター、ピアノなど)などでもなる事があります。

予防には指や手首の使い方の改善、
登板後のケア(アイシングやストレッチなど)を行いましょう。

・手首の靭帯損傷、靭帯断裂、腱断裂など
ピッチャーが手首の靭帯や腱を痛めるのは肘や肩と比べると稀ですし、
そもそもピッチャーは手首をくねらせて投げる事はない(手首は自然に曲がる)ため、
もしピッチャーが手首の靭帯を痛めるとすれば、
疲労の蓄積や突発的な事故以外にはほとんどありません。

バッターも同じように疲労の蓄積や突発的な事故で起こりますが、
特にバッティング時や守備時の手首のスナップスロー、
スライディングキャッチなど、突発的に痛める場面が多いので注意が必要です。

その他、ヘッドスライディングやフェンス・選手同士の衝突、
不注意で転んだ時などで起こる事があります。
一度痛めると治った後も違和感として残りやすく、非常に厄介です。

疲労の蓄積が原因であれば予防には、
登板後のケア(アイシングやストレッチなど)や、
球数を少なくする事などが必要です。
投球時に手首を捻るような癖がある人はフォームの改善も求められます。

・骨折、打撲など
手首や前腕へのデッドボール、スライディングキャッチ、
ヘッドスライディング、フェンス・選手同士の衝突、
不注意で転んだ時などで起こる事があります。
posted by SaruyaMichael at 17:00 | TrackBack(0) | 野球で起こりうる怪我 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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