炭水化物は摂るべきか抜くべきか

「炭水化物抜きダイエット」がある通り、
炭水化物を抜くダイエットは成功しやすいとよく言われます。

しかし「5大栄養素」に入っている炭水化物は必要不可欠な栄養素です。
リバウンドの原因になる可能性も高く、
炭水化物を食事から抜く事は非常にリスキーだと言えます。 
 
 
実は炭水化物(以下「糖」)には2種類あります。
燃えやすい糖と燃えにくい糖があるのです。

燃えやすい糖は主に砂糖やブドウ糖を多く含んだもので、
摂った後すぐ(〜1時間まで)一気にエネルギーに変える事ができます。
なので、筋力トレーニング直前に摂る事が有効です。

筋肉にはグリコーゲンと呼ばれるブドウ糖がたくさん連なったもので、
筋肉を動かすためのエネルギー源となるものです。
主に瞬発系の筋力を発揮する時に使われています。

つまり、糖を筋トレ前に摂る事で、
効率良く筋トレを行う事ができるようになります。
結果的に筋力アップの効率も上がります。

ただし、この燃えやすい糖はある程度時間が経つと吸収されて、
体の中で脂肪として溜まってしまいます。
ですから、摂った跡には瞬発的な運動を行ったり、
脳を使ったりしてこの糖を消費する事が必要なんです。

この燃えやすい糖は主にバナナやコーンフレーク、お米など、
いわゆる「軽食」として摂れるものに含まれています。
即効性があるので、大事な試合前等に口にすると良いとされています。



一方、燃えにくい糖は主にデンプンや果糖などを多く含んだもので、
摂った後にはすぐ一気にエネルギーには変わらず、
じわじわとエネルギーに変わっていきます。

なので有酸素運動など長時間の運動を行う前に摂る事が有効です。
じわじわとエネルギーに変わりますから、
有酸素運動をより長く、より効率的に行う事ができます。

ただし、この燃えにくい糖も放っておくと、
脂肪として体に溜まってしまいます。
ですから摂った後は有酸素運動を行ったりして消費する事が必要です。

この燃えにくい糖は主に芋類や小麦粉、果物などに含まれています。
有酸素運動などで長時間エネルギーを必要とする時にはこれらを摂りましょう。



どちらの糖も溜まって1度脂肪になってしまうと、
有酸素運動でしか燃えなくなってしまうのでそれがやっかいです。

よく「○○カロリー燃やすためには○○時間運動しなければならない」
というような事を言うと思いますが、
既に溜まってしまった脂肪を燃やすためには、
相当な時間と相当な長い期間が必要になります。

ですから脂肪として溜まる前に燃やしてしまう必要があるのです。

炭水化物抜きダイエットではこの糖を摂らない事によって、
脂肪として溜めないようにしている訳です。
確かに運動が苦手な人にとってはこの方法は有効かもしれません。

しかしながら前述した通り、糖は体を動かすためのエネルギー源です。
筋肉を動かすためのエネルギーがなければ体の動きも鈍くなりますから、
運動の際にはこの炭水化物(糖)が必要なんですね。

それから、脳が活動するためにも糖が必要不可欠です。
糖が不足して脳の働きが鈍くなると、
楽をする方向に物事を考えるようになったり、
思考力や集中力が減って思わぬミスをしてしまう事に繋がります。

まぁ野球選手はダイエットとは無縁だと・・・思いたいですが、
万が一脂肪が溜まって減量しなければならない状況になった時には、
炭水化物を抜かず、有酸素運動を行なって脂肪を燃やすようにしましょう。



上記を簡単にまとめます。
・運動前の糖の摂り方に気をつける事(燃えやすい糖・燃えにくい糖がある)
・無酸素運動前には燃える糖、有酸素運動前には燃えにくい糖
・糖を放置するとやがて脂肪になってしまう
・一旦脂肪になってしまうと有酸素運動以外では燃えなくなってしまう
・糖が脂肪に変わる前に全て燃やしてしまう事
・糖は体や脳には必要不可欠なエネルギー源である
・エネルギーがないと体も脳も鈍くなる→どうしても楽をしてしまう
・糖を摂らず運動もせずに痩せようとは考えない事→痩せるのは甘くない
以上です。
posted by SaruyaMichael at 17:00 | TrackBack(0) | 野球選手のための食事・栄養 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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