筋肉は表裏一体

「筋肉は表裏一体」をテーマに書きます。

筋肉は表の筋肉と裏の筋肉が、
お互いにサポートし合いながら体を動かしています。

表の筋肉に対して裏の筋肉を「拮抗筋」と呼びます。
逆に裏の筋肉に対して表の筋肉の事も「拮抗筋」と呼びます。
この表と裏の拮抗筋という関係が極めて重要なのです。 
 
 
「背筋」を例にして説明します。
背中には様々な筋肉があって、
それを総称して「背筋」と呼んでいます。
(広背筋、僧帽筋、脊柱起立筋などなど)

背筋の中で最も大きいのが「広背筋」です。
実は広背筋は筋肉の中で最も表面積が大きい筋肉です。

広背筋は上半身と下半身を結ぶ役割を果たし、
主に姿勢維持などで「日常的」に使われている重要な筋肉です。

また、背筋には「熱を作り出す」「熱を放出する」
という体温調節の役割を持っています。
表面積が大きいので、それには持って来いの筋肉なんですね。

例えば冬、気温の低い時期に背中を触ってみると、
非常に暖かくなっていると思います。
これは背中にある筋肉で熱を作り出しているからです。
そうしないと臓器の働きが弱くなってしまいますからね。

逆に夏、気温の高い時期に背中を触ってみると、
ひんやり冷たい事が多いです。
これは背中から熱を出して体を冷やしているのです。
それが上手くできないといわゆる「熱中症」になってしまいます。

それだけ背筋は非常に重要な筋肉なんですね。
特に「熱を作り出す」事。
これは有酸素運動で脂肪を燃やす際には重要な役割となります。



そして本題。
背筋にはもう一つ大事な役割があります。
それが「腹筋」に対する「拮抗筋」の役割です。

「拮抗筋」というのは「表側の筋肉のサポートをする筋肉」の事で、
つまり、腹筋の拮抗筋は「背筋」という事になります。
(逆に背筋の拮抗筋も腹筋です、ややこしいですがw)

「腹筋が弱いと腰痛になる」
とよく言いますが、それはこれが原因の一つですね。
腹筋を鍛えてがいくら筋力が強くなってに、
背筋が弱ければ腹筋の動きをサポートする事ができず、
腰の骨や腰付近の筋肉に負担がかかって腰痛になるのです。

これは腹筋と背筋だけじゃないんですよ。
例えば、大腿四頭筋(腿前)とハムストリングス(腿裏)、
上腕二頭筋(腕)と上腕三頭筋(腕裏)、
前頚骨筋(スネ)と腓腹筋(ふくらはぎ)など。
これらはお互いに拮抗筋の関係にあります。

元々、腹筋は鍛えやすいですが、背筋は鍛えにくいですよね。
力こぶは鍛えて大きくしやすいですが、腕の裏は鍛えにくいですし、
太腿は鍛えやすいですが、腿の裏は鍛えにくい、
ふくらはぎは鍛えやすいですが、スネは鍛えにくい。
(基本的に曲げる筋肉は鍛えやすい)

このように筋トレで鍛えやすい方と鍛えにくい方があります。
ですので、どうしても拮抗筋としてのバランスが崩れやすいのです。

どちらか一方を鍛え過ぎたり、
あるいはどちらか一方の筋力が弱かったりすると、
お互いの筋肉をサポートする事ができず、
肉離れを起こしたりと、様々な怪我に繋がる事があります。

腹筋と背筋はお互いに協力しあって体を支えていますから、
腹筋だけでなく背筋も同時に鍛える必要があるのです。

拮抗筋はお互いにサポートしあう筋肉で、
怪我を予防する役割も持っています。
表の筋肉を鍛えたら、必ず裏の筋肉も鍛えましょう。
posted by SaruyaMichael at 21:00 | TrackBack(0) | 筋力トレーニングメニュー集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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