タバコとお酒

「タバコとお酒」について考えます。 
 
 
言わずもがなですが、20歳未満の人がタバコを吸ったり、
お酒を飲んだりする事は法律で禁じられています。
絶対に止めましょう。

周りの人もその人が未成年だと分かっていて野放しにすれば、
野放しにした方も法律違反で罪に問われる事になります。
具体的には親族、指導者、店員などです。

「バレていないから良い」と考える人もいるかもしれません。
でもバレてないから良いという考えは非常に浅はかな考えです。
そういう人は周りの見ていない所で野球をサボると思います。



まず「何故法律で禁じられているか」という事を考えましょう。
タバコにはニコチンという神経に有害で依存性のある物質が含まれています。
これによって、一度吸えば何度も吸いたくなりますので、
止める時が非常に苦しく、禁煙するのが難しいと言われています。

更にニコチンには胃酸を過剰に分泌させたり、
毛細血管を収縮したり、ビタミンCを破壊したりします。
単に依存性があるだけでなく、確実に「老化」が体に現れます。

実は乳児の誤飲事故の多くはタバコだと言われています。
乳児にとっては死亡の危険があるほど有毒な物質なのです。

更にタバコにはタールと呼ばれる発癌性の高い物質が含まれています。
過剰に吸うと悪性腫瘍(癌)ができやすくなります。
タールは粘り気が強い物質で、禁煙してもなかなか体から抜けません。

そしてタバコの煙には一酸化炭素が含まれています。
例えば火事や練炭自殺のニュースが出た時などに、
「一酸化炭素中毒」という言葉がよく聞かれますね。

一酸化炭素には酸欠にする効果と動脈硬化を促進する効果があります。
酸欠になれば肺などの循環器の能力が低下し、
動脈硬化になれば心筋梗塞や脳梗塞など、致死率の高い病気の確率が増えます。

これだけ人間の体に役に立たない物質が含まれています。
タバコは吸わなければ、吸わないまま一生を過ごす事ができます。
一度吸ってしまえば、なかなか止められず、様々な病気になるリスクが増えます。

未成年の人が何故吸ってはいけないのか、
それはタバコが脳や体の健全な成長を妨げるからです。
吸わない方が良い、体に必要のないものをわざわざ吸う理由はないはずです。
友達が吸っているから自分も?親が吸っていたから自分も?吸っているとモテる?
プロのスポーツ選手を目指しているなら言うまでもない事でしょう。

そして日本のタバコには多くの税金がかけられています。
種類にもよりますが、1箱200円〜1000円以上するものもあります。
これを1ヶ月で何箱も買えば、相当な出費になります。
これだけのお金を払って吸っても、体に良い成分は何一つ入っていません。
それどころか運動能力を低下させる要因にもなります。

このお金を払うぐらいなら、
プロテインを飲むのにお金を使ったり、
野球の道具にお金をかけた方がよっぽど自分の為になると思います。



ではお酒はどうなんでしょうか。

まず、お酒にはアルコールが含まれています。
アルコールは脳へ大きく作用します。
特に成長中の脳はアルコールの影響を大きく受けやすく、
その影響で脳が萎縮して小さくなったり、
記憶力、判断力、集中力の低下などが起こります。

また、アルコールには少なからず依存性があります。
大人では数年かしないと依存症状が出ない事が多いですが、
未成年では2年以下で依存症状が現れるので、
一旦飲んだりすると自分では簡単には止められなくなります。

更にアルコールは脳だけでなく、
臓器の成長、性機能の正常な発達も妨げます。
特に肝臓などの臓器はまだアルコールを処理する能力が弱いため、
一度に大量のお酒を飲むと「急性アルコール中毒」になります。

先輩の命令で無理やり一気飲みさせられたり、
その場のノリで自ら大量に飲むという事があり得ます。
特にスポーツでは「体育会系特有の乗り」というのがありますので、
断れずに飲まされるというパターンが非常に多いのです。

実は遺伝的に生まれつきアルコール処理能力の弱い人がいます。
そういう人が大量に飲んで救急車で運ばれています。
急性アルコール中毒の恐ろしい所は最悪の場合、
そのままお亡くなりになるという事があるという事です。

成長過程の人やアルコールに弱い人が、
そんな事をしたら自殺しているようなものですよ。
絶対にやめましょう、飲まされそうになっても断りましょう。
どうしても断れない人はその場から逃げましょう。

ちなみに「お酒は飲み続けると慣れる」と言われていますが、
遺伝的なアルコールの処理能力は訓練ではどうにもなりません。
酔いにくくなる=お酒に強くなったのではなく、
お酒による酔いに体が反応しなくなっていく(鈍くなる)だけです。

余談ですが、日本の社会はお酒と密接な関わりがあります。
会社では上司や付き合いで飲まされ、といった、
お酒を断ると人間関係が悪くなるような状況が多く存在します。
また、日頃のストレスをお酒で発散するという人もいます。

よく「お酒を飲むと真に語り合える」「仲良くなる」とか言う人いますが、
逆にお酒を飲まないと胸の内を話す事ができないんですか?w
お酒で作られた関係、なんて薄っぺらい関係なんでしょうか。

それが当たり前とされている世の中に対して危機感を覚えます。
お酒を断ったぐらいで「コミュ障」「ノリが悪い」
「上司の酒が飲めないのか」「仕事が減る」「減給」なんて。
というかそもそもお酒は「嗜好品(しこうひん)」であり、
社会や周りの誰かから強要されるようなものではありません。

お酒を飲まない人、飲めない人が不利にならないよう、
あるいはお酒を飲まなくても済むように、
世の中が変わって行く事を切に望みます・・・。



最近ではTwitterやブログなどで、
未成年の人が喫煙した事や飲酒した事を、
「さぞ格好良い事か」のように自慢したがる傾向にあります(苦笑)
インターネットの普及によってこういう事が明るみに出やすくなっており、
その度に犯罪自慢をする人の人格が問われています。

過去には甲子園常連校の野球部員にそういう事があり、
出場を辞退したという事が何度かあります。

かのダル氏も18歳の時にパチンコと喫煙をして、
球団側から無期限の謹慎処分を受けた事があります。
過去は過去、現在は現在・・・とは言いますが、
今活躍しているからと言って許される事ではありません。

更に大人になって自動車を運転するようになると、
「飲酒運転」という問題が出てきます。
何の関係のない人に危害を加えるとか、愚の骨頂だと思います。

お酒やタバコは単純に、なくても生きていけるものですし、
スポーツでは何の役にも立たないものです。
お酒やタバコをいくらしたってスポーツが上達する訳でもないですし、
それを若い内からやる事にも何の意味もありません。

これは未成年の選手だけに言っているのではありません。
指導者の貴方がタバコやお酒を多用しているのでは、
時間を有効に使えと言い聞かせている選手に示しがつきません。

何よりタバコを吸ったり、お酒を飲む余裕がどこにあるのでしょうか?
たまには息抜き?何がストレスなのか今一度考えるべきですね。
そういう人はストレスを取り除いてもお酒やタバコを止めないと思います。

それに勝つためにはあらゆる時間が惜しいはずですよね。
それは選手でも指導者でも変わらないのではないでしょうか・・・。

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