熱中症、暑さ対策

「熱中症、暑さ対策」について書きます。 
 
 
屋外で行う野球では常に「熱中症」が付き纏います。

熱中症は体温が上がる事で起きる様々な症状の総称です。
その度合いや、人によっても症状が異なります。
また、その人や環境によって、
熱中症になりやすい場合とならない場合があります。

適切に対処しなければ最悪の場合、死亡してしまう事もあります。
夏、気温が高くなると必ずニュースになりますが、
自分はならないと思っている人に限ってなったりします。
たかが熱中症だからと甘く見ないで下さい。

よく知られているのは、
「熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病」という4つの分類ですね。
それぞれ症状が異なります。
指導者はもちろん、選手同士でも知識を共有しましょう。

では、一つ一つ説明していきます。
(私は専門家ではないので間違っていたら申し訳ないです)



熱失神はその名の通り、失神を伴う熱中症の事です。
人間は自分の体温を下げようとすると、
血管が開いて拡張し、血圧を下げて血流量を下げます。

それに脱水症状が重なると、脳へ行く血の量が少なくなり、
それによって意識障害や失神が起こります。

熱痙攣は痙攣を伴う熱中症です。
人間は汗と共に塩分やミネラルも外へ出しているのですが、
その塩分やミネラルが不足すると、
無意識に筋肉が固まったり、震えたりします。
痙攣は多くの汗をかいた後に水だけを摂ったりすると起きます。

誰でも「足が攣る」という経験はあるかと思いますが、
大抵の場合、塩分とミネラル不足が原因の事が多いです。
高温多湿での水分補給の際の飲み物は、
塩分やミネラルが少し入ったものにしましょう。
(無論ですが水道水をガバガバ飲むのはNGです)

熱疲労は体温の急上昇で疲労感を伴う熱中症です。
水分補給が適切ではなく、脱水症状になった際に起こります。
多くの汗をかいていますが、体温(体内)が下がりません。
皮膚はひんやり冷たいのが特徴です。

熱射病は最も症状の重い熱中症です。
脳まで高温になる事によって体温調節機能が失われて起こります。
汗をかく事ができず、体温が下げられないため非常に危険な状態です。
最悪の場合は死亡してしまう事もあります。



こんな感じの4分類です。
実際にはこれに加えて、
目眩、頭痛、吐き気、だるくなる、手足の痺れなど、
人によって様々な症状が現れます。

もし「いつもと違う」とか、思い当たるものがあったら、
首、股間、脇などを氷で冷やして休んで下さい。
少量の塩分やミネラルの入った飲み物で水分補給をして下さい。
チームメートも気付く事があったら指導者に知らせて下さい。

もし意識が朦朧とするほどの状態で、
指導者が「練習の途中だからダメだ」と言ったら、
その人はもう指導者失格ですので、言う事は聞かなくて良いです。
指導者なんて私立の強豪校でもない限り、代わりはいくらでもいます(笑)

指導者には選手の命を預かるという重大な責任があります。
軽度の熱中症でも対処を怠ると重症化し、
最悪の場合、死亡してしまう事もありますので、
その辺は指導者も選手自身も十分理解しておいて下さい。

尚、熱中症以外の急性の病気の可能性もあるのでそれも注意して下さい。
(脳梗塞、心筋梗塞、低血糖、てんかんなど)



前述した通り、熱中症は症状こそ違えど、誰でも起こりうるものです。
ですが、起こりやすい日と起こりやすい人がいます。

それを一覧にしてみましたので参考までに。
・単純に室内よりも屋外
・気温が30度以上
・気温が高くなくても湿度が高い、雨上がりの日
・前日から急激に気温が上がった
・室温の低い部屋から急に気温の高い場所へ出た
・太陽がガンガン照り、風がない日
・水分補給が少ない、または適切でない
・その日たまたま体調が悪かった
・寝不足、朝食抜きなどで栄養不足
・帽子を被っていない、厚着など
・肥満の人、痩せ過ぎな人
・年齢が60歳以上の人(指導者や試合を見に来ている人など)
・5歳以下の人(指導者の息子や試合を見に来ている人など)

このような場合、熱中症にかかりやすくなります。

よく熱中症の予防だからと「暑さに慣れろ」と言って、
炎天下で水分補給をさせずに練習をさせる指導者がいますが、
暑さになれる事と水分補給は全く別の問題です。

暑さに慣れるという事は体温調節機能を鍛えるという事です。
体温調節機能が強くなるという事は汗をかくという事です。
汗をかくという事は水分、塩分、ミネラル分が失われるという事です。
という事は、水分補給は必要だという事です。

つまり、暑さに慣れるためには水分補給は前提なのです。
水分補給をさせずに暑さに慣れるのは不可能です。
慣れる前に熱でやられてしまうでしょう。

「暑さに慣れろ」と言う人に限って、
熱中症に対する知識が欠如していると私は思います。
もちろん私は専門家でも医者でもないですが(笑)

ポイントは塩分とミネラル分が入った水分をこまめに摂る事です。
それと睡眠不足、栄養不足、不規則な生活、風邪などなど、
体調管理はしっかりと行いましょう。
それが一番の熱中症予防になると思います。
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