フォーシームジャイロの握り方まとめ

この記事では回転軸が地面と並行で進行方向と一致している「フォーシームジャイロ」の握り方について、私なりにまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、ジャイロボールでは正しい握り方が決まっている訳ではないので、ご自身で投げやすいように修正・改良して下さい。
(記事作成日時:2012-12-15、更新日時:2019-03-20)

★当記事の目次

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フォーシームジャイロの握り方(右投手・上投げの場合)

まずはオーバースローなど上から投げる場合の握りです。
フォーシームジャイロの握り.png
他所のサイトでは、人差し指や中指をもっと奥、すなわちボールの真横の縫い目に指をかける事が多いのですが、できるだけバックスピンストレートに近い形でリリースした方が球速が出るので、当ブログではこのようにボールの真横ではなく、少し手前の縫い目に指をかけるようにして握っています。また他の球種と手や腕の使い方が変わらないようにする、という事も理由です。この他、肘や肩への負担を考えても、おそらくこのようなリリースの方が負担が少なくなると思います。

フォーシームジャイロの練習をする場合、最初は球速を考えず、まずは「回転をかける方向」を意識しながら投げ、少しずつ距離を伸ばしていくようにすると良いでしょう。特にフォーシームジャイロはただのジャイロ回転ではなく、回転している際にできる縫い目の模様に特徴があるため、それを見ながら、常に同じ回転、同じ縫い目の模様で投げる事ができるよう、握りや投げ方を調節しましょう。

尚、回転をかける事を意識しすぎて、不必要に手首、前腕、肘、肩などを捻ってはいけません。数回程度なら投げる事ができても、積み重ねていけば怪我の原因になります。背骨を軸にした回転と、それから生み出される腕の回転を上手く連動させ、できるだけ力みのないフォームで、リリースの瞬間だけジャイロ回転をかける事を意識しましょう。無駄のない投球フォームは非常に重要です。

ちなみに上投げでジャイロボールを投げる場合、球速を上げていくと次第にスッポ抜けやすくなります。そのためボールをしっかり抑え込む事ができるような、握力、指の力、リスト(手首)の力が必要です。またそれらをしなやかに連動させて使う事ができるような技術及び柔軟性も必要になります。


フォーシームジャイロの握り方(右投手・下投げの場合)

こちらはアンダースローで投げる場合の握りです。上の画像をただ傾けただけですが・・・アンダースローの握りを説明しているサイトはあまりない気がします。
フォーシームジャイロの握り2.png
アンダースローのようにリリースポイントの低い投法は元々ジャイロボールを投げるのに適しています。何故なら手を傾けるだけでこの画像のようになるからです。よって縫い目にさえ気をつけて画像のように回転をかけるよう練習すれば、上投げよりも比較的楽にジャイロボールを投げる事ができると思います。

ただしアンダースローの場合は、画像のように「回転させる方向へボールを擦る」のではなく、縫い目にかけている人差指と中指の第一関節で「ボールを押し込む」ように投げるのがポイントです。せっかくナチュラルにジャイロ回転がかけられるので、ボールを擦ってしまうとそこでロスが生まれるためです。特にアンダースローでは球速の確保が重要なので、スピン量と球速を維持できるような握り方に調節しましょう。もちろん同じように、回転させた時にできる縫い目の模様が常に一定になるよう練習をしましょう。


ピッチャーとしての基本的な能力が必要

例えジャイロボールと言っても、投げる瞬間までのフォームは通常の投球フォームと何も変わりません。フォーシームジャイロを投げる事ができたとしても、基本的な投球フォームがなっていなければ何の意味もありません。ジャイロボールが真価を発揮するためには球速が必要であり、球速が出るような投球フォームを追求しましょう。またその上で、投げ続けても怪我をしないような、無駄のない、力みのない、効率の良いフォームが必要ですし、投げ続けるスタミナやメンタルも当然必要ですし、守備練習も必要でしょう。ピッチャーとしての基本能力は別途練習する必要があります。ジャイロボールだけに囚われ、その他を疎かにしてはなりません。



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